みなさん、こんにちわ~!!!!
この本は、自己改善、いや、この人レベルになると『自己改造』と言った方がいいかも知れません。
自分をよりよく変えていくことに命を懸けている筆者、デイヴ・アスプリーさんが、人生を改善するための42のライフハックをまとめた書籍になります。
いつものごとく、私が特に気になったもの、影響されて私もやってみたものをいくつかピックアップして書いていこうと思います。
もしよろしければ、お付き合いください!!
記憶力が良くなるスマホアプリ『デュアルNバック』
出し惜しみはしません。
私が本書の中で試してみて、一番インパクトが強かったのが、このアプリです。
本書の中では「このアプリを40日間継続できれば、記憶力は改善されるだろう」と、書かれています。
私も実際に使用してみて、全く同じ結論に至りました。
ただし、
「続けることが出来たなら」
です。
あくまで私個人の感想ではありますが、正直に言って、このアプリは相当「キツイ」です。
このアプリは、いわゆる「記憶力ゲーム」と呼ばれる種類のものになります。
ルールはこうです。
画面にはビンゴのマスのようなものが描かれていて、それとは別に画面の下の方に、目のボタンと、耳のボタンがあります。
ゲームを始めると、ビンゴのマスのうちの一つのマスだけが光ります。同時に、音声で、アルファベットが一文字、発音されます。
たとえば、右から2番目、上から2番目(2:2)のマスが光って、発音は”A”、だったとしましょう。
そして、そのあともパッパッパッと、光と音は休むことなく流れてきます。
次にマスが光った時に、【場所が同じだったら「目」のボタン、音が同じだったら、「耳」のボタン、どちらも合っていたなら両方のボタンを押す。どちらも違うときには何も押してはいけない。】というルールになります。
たとえば、次の光も、右から2番目、上から2番目(2:2)の同じ場所で、音声も同じ”A”だったとします。
その時は、「目」と「耳」の両方を押す。
右から1番目、上から5番目(1:5)で場所が違う、音声は”A”で同じの場合は、「耳のボタンだけ」押す。
右から2番目、上から2番目(2:2)で場所は同じ、音声が”D”で違う場合は「目のボタンだけ」押す。
ここまではいいでしょうか?
ここからです。ここからが地獄のはじまりです。
『デュアルNバック』と言うタイトルにある『デュアル』これは ”2つの” と言う意味です。場所と音声の2つを当てるゲームということですね。
では『Nバック』は?
これは、”何回戻るか?”を表しています。
このゲームにはレベルがあり、この "何回戻るか?" の戻る回数が増えれば増えるほど難しくなります。
たとえば、バック数が「3バック」だったとします。
先ほども書いたとおりに、光と音は止まることなく次々と流れてくるわけですが、設定が3バックの場合は、
『今、光った物から数えて【3つ前に光った】場所と、アルファベットを当ててください』と言うことになります。
そして、次の瞬間には、もう次の光と音が流れてくるので、またその【3つ前の】場所とアルファベットを答えて行く、と言う流れになります。
そして、このバック数が「4バック」「5バック」と増えていくと・・・もう、おわかりですね?
私は通勤中に電車の中で挑戦していたのですが(かなりの田舎なので朝でも座れるのです。)、本当に集中していないと途端にわけがわからなくなりますし、プレイした後は精神をごっそり持っていかれます。
さらに、このデュアルNバックのアプリ。何人かの製作者さんが作られているのですが、本書で紹介されているMikko Tyrskerantaさんが作られた【Dual N-Back】には追加の機能が付けられています。
それは、『プレイの結果がある程度の正解率になると、勝手に次のステージに進んでバック数が増える』という、甘えを許さないスパルタ機能です。そして、『結果がある程度を下回ると、どんどん元のレベルまで落とされてしまう』のです。
以上が、『デュアルNバック』の解説になります。
「この【記憶力の筋トレ】を40日間続けられたなら、記憶力は確かに上がるだろうな。」と、皆さんにも納得いただけたかと思います。
ちなみに私の最高到達記録は8バックです。
皆様の挑戦をお待ちしております。
『具体的』で『計画的』な休息
休息は大切、と言うことはみなさんご存知だとは思います。
では、「休息」について、実際どこまでお考えでしょうか?
疲れたから休む?土日だから休む?本当に休める行動をとっていますか?
こんなものじゃないです。
著者はさらに、具体的に、もっともっと詰めてきます。
その提案は次のようになります。
・あなたから最もエネルギーを奪うものを3つ書き出しましょう。
・あなたに最もエネルギーを与えるものを3つ書き出しましょう。
・あなたからエネルギーを奪うものに一日の何パーセントの時間を使っていますか?
(実際に計算してみましょう。)
・あなたにエネルギーを与えるものに一日の何パーセントの時間を使っていますか?
(計算しましょう。24から割るのです。)
・あなたからエネルギーを奪うことを誰かに代わりにお願いできませんか?頼むとしたら誰に頼みますか?
・セルフケアにはどれくらい時間を使い、それを何時に行いますか?
・週一回と月一回それぞれで、自分を回復させるための予定をあらかじめ決めましょう。予定を入れて、その日その時は、他のことはしないように。
・一か月、二か月、三か月で目標を立てて、目標と関係ないことは、やらないか、他の誰かにやってもらいましょう。(リソース管理)
・目標はどこに書きますか?いつ書きますか?「目標を立てる予定」を手帳にちゃんと書きましたか?
ここまでガッチガチに「休む!!休む!!休むんだ!!」ってなってたら、そりゃあ、疲れることもなくなりそうですよね。
私も、本当に、見習おうと思います。
『感謝すること』は最強のライフハック
やっぱり来ましたね。『感謝の力』。
最近は本当に目にすることが多いです。
本書でも、『”最悪これだけやっていればいい”、と言えるレベルの最強ハック』として、一番最後に紹介されています。
そして、「意識的に穏やかでいる」というのも練習次第だ、と書かれています。
その方法や、そのための考え方も載っているのですが、「なるほど!!」と思う部分も多かったので、いくつかピックアップしていきますね。
相手を赦したと考えるのと、赦したと感じるのは違う
これは目からウロコでした。この考え方だと本当にわかりやすいですよね。
つまり、赦した「つもり」なのか、本当に赦しているのかを判断する基準は「自分の気持ち」だということです。
自分の中にモヤモヤが残っているようなら、赦した「つもり」、自分の気持ちが軽くなっているのなら「赦せている」ということなのでしょう。
「腹が立つけれど、俺は大人だから赦してやる。ありがたく思え。」これはNG。
「毎日大変なんだろうなぁ。なんか、見ててだんだん可哀そうになってきた。ちょっとの無礼ぐらい、まぁ、いいかな?強く生きるんだよ?」こっちですね。こっちの気持ちです。
たとえば、『何があっても目下の人間には絶対に謝らない人』。いますよね、こういう人。
でも、よく考えてみてください。
何でその人はそんな風になってしまったのか?
きっと、『なめられたら終わり、一生馬鹿にされる。だから常に自分が優位に立っていないと落ち着かない。信用できる人は誰もおらず、心の中では毎日ビクビク怯えながら暮らしている。』こんな背景が見えてくるのではないでしょうか。
これを聞いてあなたはどう思いますか?
「しょうがないなあ。あまりに手に負えないようならお別れするけど、ちょっとくらいは大目に見てあげよう。」
こんな気持になりませんか?
こうなると、もう相手がどうこうではないんだろうな、と思います。自分の心が軽くあるために、自分のために赦すということなのでしょう。もはや相手の謝罪すら必要としません。
さらに、「実際のところ、あなたが怒り、恨んでいたとしても、苦しいのは【あなただけ】。相手は痛くもかゆくもない。」とも書かれています。
それならなおさら、自分の心は軽くしていたいですよね。
過去の恨んでいた人や苦しかった出来事は紙に書き出す
「見える化する」のが効果的なのだそうです。
その上で、
「その出来事は本当に100%悪い出来事だったか?その出来事から得た成長、何かしらの利益などはなかったか?」
を考え、プラスの部分が見つかったなら、そこに感謝しましょう、と書かれています。
もちろん、前の項でも書いた通り、「無理矢理納得するためではなく、自分の苦しみを手放すために、プラスの部分に目を向ける」ということです。
感謝できることが見つかったなら、それも紙に書くと効果的だそうです。
感謝するチャンスを探す
これも、無理やりではなく、自分で『これには感謝できる』というものを、普段から探してみましょう、ということだそうです。
「自分が楽しく生きるため」だと言うなら、最近よく話題になる『感謝の三行日記』も試しにやってみようかな?なんて気にもなりますよね!!
最後に
いかがだったでしょうか?
私が個人的に特に効果的だったと感じたハックを書いてきましたが、本書にはまだまだたくさんのライフハックが載っています。
ジャンルも幅広く、食事、運動、早起き、ポルノ断ち、サプリ、睡眠、学習、呼吸、瞑想などなど、あらゆる『自己改造』の方法が解説されています。
もし気になった方がいらっしゃったら、是非、ご自身でお手に取ってみてくださいね~!!
【シリコンバレー式超ライフハック 著者:デイヴ・アスプリー 訳者:栗原百代 発行所:ダイヤモンド社】